歪みMANIA管理人の慎也(@ShinyaGuitar)です。
FulltoneってどうもOCDと、名機であるオーバードライブのFullDrive2のイメージが強いんですけど、実はディストーションペダルがいくつか存在します。
先日レビューしたFulltone SECRET FREQなんかも使えるディストーションペダルだなって思ったのですが、ぶっちゃげPlimSoulの存在は知りませんでした。
今日はそんな存在感の薄いFulltone PlimSoulをレビューしていきます!
この記事は
- FulltoneはOCDとFullDrive2しか知らない
- 人とは違うディストーションを使いたい
そんなあなたに向けて書いています。
Contents
Fulltone PlimSoulってどんなペダル?
サウンド

かなり目の細かい歪み方です。FRIEDMANのBE-ODのようなザクザクとした歪み方とは違い、芯までは歪み切らず、ゲインを上げると芯の周りが歪んでいく感じです。
Fulltoneの製品に多いのですが、レスポールで弾くと低域がブーミーです。フルトーンの社長のマイクフラーはストラト派だから?とか余計なことを考えてしまいます。
コントロール

Levelはボリューム、Hi-Cutはトーン、Sustainはゲインです。
特徴的なのがStage2です。
フルトーンの代理店のミュゼットジャパンのサイトに分かりやすい説明があったので引用します。
PlimSoulには、特許を取得した(US Patent#8471136)独自のデュアルステージクリッピング回路が搭載されており、これによりブルージーかつ適度なコンプレッションの得られるソフトクリッピングだけでなく、Stage2ノブを回していくとブリティッシュアンプをドライブさせたようなハードなディストーションを得ることもできます。
Stage2ノブ上部のLEDがクリップが強いほど点灯し、視覚的にも歪み具合を確認することが可能です。この独自のデュアルステージのクリッピング回路を使用することで、真空管アンプの音だけでなく、複数のチューブを組み合わせたような多層的で絶妙な真空管アンプのフィーリングすらも再現します。
だそうです。
Sustainであげたゲインをさらに歪ませるのですが、上げるほどにどんどん荒くなっていきますね。ザクザクとした歪みになるのですが、やっぱり芯は残る感じ。
どこまで歪ませても芯が残るのはフルトーンらしい。
ちょっと疑問を持ったのがHi-Cutです。これ普通のトーンじゃね?
普通ハイカットってつまみを上げたら、カットしていくと思うんだけど…
このPlimSoulはなぜかハイが上がっていきます。
普通にトーンでいいやんか!!
Fulltone PlimSoul総合評価
サウンド特性

アンプらしい歪み方をしてくれて、ハイゲインに位置します。
総合点数
ノイズの静かさ | ★★★★☆ |
ニュアンス | ★★★☆☆ |
操作性 | ★★☆☆☆ |
価格の安さ | ★★★☆☆ |
音作りの幅 | ★★★☆☆ |
音の速さ | ★★☆☆☆ |
総合点数 | 75点 |
点数が低そうに見えますが、ストラトで弾くという前提であればそんなに悪くないペダルです。
音作りの幅というか、ゲインステージの幅が広いので、出力の低いピックアップを搭載していても楽々歪ませることができます。
良かった点
Fulltone全般に言えることですが、とにかくノイズが少ない。ノイズの処理がうまいのか、設計がうまいのかは分かりませんが、ノイズが静かなのはギタリストとしてはめっちゃ嬉しい。
やっぱりね、ノイズって邪魔になるんですよね。
悪かった点
Stage2により音作りの幅は広がるものの、美味しいセッティングを見つけるのに少し苦労しそう。
それとブーミーなサウンドになりやすいのが少しマイナスです。使うギターを選ぶのがある意味個性ではあるんですけどね。
あとはちょっと重い…フルトーン製品は重い…
もう少し軽くしてくださいお願いします。
こんな人にオススメ
人とは違う機材を使うストラトマンですね。
あとはBOSSの次にちょっといいペダルを買いたい脱初心者さんとか。
レスポールの人でブーミーな音が嫌いな人にはオススメはできないかな。
まとめ
フルトーン製品でディストーションって全くイメージが湧かないってのが普通だと思いますが、いざ弾いてみたら非常に信頼感のあるサウンドです。
昔のフルトーンはハイエンドペダル!ってイメージでしたが、近年は値段も下がって親しみやすいブランドになりました。
BOSSの次に買うペダルとしてもいいんじゃないかな?と感じました。
初心者さんにもオススメなペダルです。
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