歪みMANIA管理人の慎也(@ShinyaGuitar)です。
オーバードライブをブースター代わりにすると、アンプのキツイハイをカットしてくれるのは嬉しい反面、ニュアンスが若干失われてしまう…昔と違って最近のアンプはさほどハイがきついアンプも少なくなってきました。
ニュアンスをそのままにゲインをもうワンプッシュ欲しい。そんな悩みを解消するならばFRIEDMAN GOLDEN PEARLがオススメですよ。
今日はFRIEDMAN GOLDEN PEARLのレビューをします!
この記事は
- ニュアンスを活かしたブースターが欲しい
- サウンドキャラクタを変更できるブースターが好き
そんなあなたに向けて書いています。
FRIEDMAN GOLDEN PEARL

GOLDEN PEARLはあのBE-100というフラッグシップアンプを作り、カスタムアンプやシステムのビルダーとして名を馳せたデイブ・フリードマンが作成したブースターです。
TS-9などのオーバードライブをブースター代わりにしたようなサウンドとは全く違い、クリアでハイファイなブーストトーンが飛び出します。
オーバードライブっぽいのを想像して弾くと、クリアすぎてちょっとびっくりするくらい。てかクリーントーンにかけるとはっきりしすぎてちょっと弾きにくいかもしれないなって思います。
最初は常時オン的な使い方をするのかと思ってましたが、アンプを軽く歪ませた時に本領発揮するペダルなのかなーと。
右のボイススイッチの設定でも少し変わってくるのですが、アンプの設定そのままにゲインが増幅されます。
なんかね、全然オマケしてくれない(笑)
TS-9なんかだともっと音がダルな感じになって、マーシャルなんかに突っ込むと弾きやすいなー!ってなるのに、FRIEDMAN GOLDEN PEARLは全然オマケしてくれない。
まじでアンプそのまんま増幅してる感じです。
だけど、その分ニュアンスがガツっと出てくれます。
ピッキングに対する反応が良くてついつい楽しくなってしまいます。
よく言えばニュアンスを殺さないペダルですが、悪く言うなら上級者向きかなと。音をぼかすイメージを持って弾くとちょっと裏切られるかもしれません。
クリッピングモードが面白い

コントロール部は普通っちゃ普通です。
ハイカットもハイの出方が変わるので、感覚的に操作することができます。
面白いなーって思ったのが、右側のVOICEスイッチです。
クリッピングを変更することができ、上からLED、無し、ダイオードという並びになっています。
LEDは歪み始めが遅く、ゲインを上げ目にしないとなかなか歪み始めません。
無しはほとんど歪まないので、そのまんまのサウンドが飛び出します。個人的にはFulltone FULL-DRIVE 2のコンプカットモードに近いのかなと。
ダイオードは歪み始めが早く、コロコロとしたサウンドが特徴的です。
このスイッチでサウンドキャラクターが大きく変わるなーって感じました。だけど、オマケしてくれない感じはやっぱり変わらない。
んで、触ってて思ったんですけど、これハイファイなFULL-DRIVE 2だなって。
仕組み的にはクリッピングがどうなのかは分かんないんですけど、ダイオードの歪み方がFULL-DRIVE 2のVintageモードに近いなーとか、無しとコンプカットの感じが違うなーとか。
FULL-DRIVE 2とかFULL-DRIVE 1がもっとハイファイになってくれたらって思っている人にはぴったりなペダルなのかなって思いました。

9-18Vまで対応しており、バッテリー駆動は不可です。
まとめ

まさか自分でFULL-DRIVE 2という単語が出てくるとは思いませんでしたが、感覚的に近いなーって思いました。
オマケはしてくれませんが、ニュアンスを大事にするギタリストにはぴったりはまるんじゃないかと。
使い方は難しいかもしれませんが、良質なブースターです。
まったく関係ないんですけど、名前の由来って多分男性のアレなんですよね。
フリードマンってそんなネーミングばっかりなので…BE-100とかPink Tacoとか、Buxom Bettyとか…さすがロックだなって思います(笑)
そんな余談は置いといて、ハイファイなブースターをお探しであれば弾いてみる価値はありますよ。
あなたの機材選びの参考になれば嬉しいです。それでは!
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