改造マーシャル系アンプの最高峰!FRIEDMAN BE-100




歪みMANIA管理人の慎也(@ShinyaGuitar)です。

 

歪むロックギターの代表と言えばマーシャルですが、そのマーシャルを80年代により進化した改造マーシャル系をもとにスタートさせた最高峰ブランドであるFRIEDMANのフラッグシップアンプBE-100をレビューします。

 

個人的に現存するアンプでトップクラスのアンプだと思うほど。結論から言うとマジで最高のアンプです。

そして俺のメインアンプでもあるロックアンプです。

 

この記事は

  • 改造マーシャル系のブランドに興味がある
  • ロックなサウンドが出したい

そんなあなたに向けて書いています。

 

 

FRIEDMAN BE-100

FRIEDMAN BE-100は現代に蘇った改造マーシャルアンプです。

鋭いサウンドに、音の圧倒的な速さ、ピッキングのレスポンスまで全てがロックな80年代の華々しいギターサウンドを彷彿とさせます。

 

フリードマンのディストーションペダルにBE-ODという機種があるのですが、一応BE-100をもとにして作られたとのことらしいです。個人的にはあんまり似てるとは思いませんが、ディストーションペダルとしてはなかなか優秀です。

 

今までCarvin Legasy、Bogner Ecstasy、Ecstasy Classic、Uberschall、FISH、CAE 3+SEなどのアンプを所有してきたし、いろんなアンプを弾いてきましたが、間違いなくトップクラスに位置するアンプです。

BE-100の音を出した瞬間に、持っていたアンプは全て手放してもいいかなと思わせてくれたアンプでもあります。

 

ザクザクとした歪みにきめ細かいトーン、そしてパンパンなサウンドは「これがギターの歪みなんだな」と再認識させてくれるほどです。

まさに80年代のハードロックサウンド。

 

BE-100の前身的な形で、フリードマンが改造したマーシャルのJCM-800などはBE-MODなんて言われたり。

このJCM-800はBE-100を作り上げた後に制作したものだと記憶していますが、もともとフリードマン自身がカスタム屋さんなので改造マーシャルはお手の物ですね。

 

ちょっと前に日本にツアーに来た時のエディーヴァンヘイレンの5150のアンプの中身はBE-100なんじゃないか?とか、スラッシュの使っているマーシャルの中身はフリードマンなんじゃないか?と噂が立つほどのアンプでもあります。

実際には確認のしようがないので詳細は謎ですが、業界内でその噂が立つアンプってのもまた面白いなーと思います。

 

ちょっと前からLOUDNESSの高崎晃氏が使い始めたアンプでもあります。

動画はこちら。

 

たっかんの親指を弦に当てて、えぐるようなサウンドは特徴的ですよね。80年代を生きた人ってみんなこういうピッキングな気がする。

 

BE-100のサウンド

クリーン

BE-100のクリーンはすごく綺麗な音がしています。

ボリュームとEQのコントロールはトレブルとベースのみと言うシンプルな回路です。後述しますが、BRIGHTスイッチでハイの出方をいじることができます。

 

サウンドは一言で言えば素。

 

綺麗っちゃ綺麗なんだけど正直ちょっと物足りないなーと思ったり。バンドに入ると綺麗すぎてヌケがちょっと悪く感じる時も。

もう少しゲインがあると嬉しいなと。その辺はBogner Ecstasyのクリーントーンってよくできてるなって思います。

 

FRIEDMAN BUXOM BOOSTなんかをかますとすげーいい音するんじゃないかなって思うんですけどね。

ちなみにキャビネットは同じFRIEDMANのBE-412が最高です。ビンテージマーシャルにもっとも近いサウンドが出ます。

 

歪み

改造マーシャルサウンドのルーツがあり、さらに進化をさせたサウンドです。歯切れはいいし、音は速いし、音の飛び方が半端じゃありません。

かといって改造マーシャルのように扱いにくいことはなく、むしろ弾きやすい部類に入るかと。

 

さほどミッドが強くない印象で、シャープなパワーコードのリフが弾けるかと思いきや、意外とハイはまろやか。そしてリードでハイポジションに行くとミッドの太さがしっかり付いてくるイメージです。

 

こんなデモ動画を撮影してみました。ヘビーロックなサウンドも出せます。

 

ハイがきつかったり、ゲインが足りないなどということはないので、補正的に使うオーバードライブをかます必要はありません。それくらい十分かつ余裕なサウンドです。

 

音が速すぎて触った瞬間に音が出て弾きにくいって声も聞いたことがあるのですが、むしろ逆で頭の中で鳴っている思ったタイミングでサウンドが飛び出してくるので楽になりますよ。

逆にBE-100を弾いた後に音が遅いアンプを弾くと、デジタルアンプでいうところのレイテンシーを感じて弾きにくいな!ってなりますよ。

 

そして、歪みチャンネルはBEとHBEの2チャンネル仕様で、ゲインやEQ、ボリュームは共通です。

BEにブーストをかけたのがHBEチャンネルになります。個人的にHBEチャンネルのサウンドが大好きで、ゲイン下げ目で鳴らしています。

 

おそらく中に入ってるブースト回路が好みなんだろうな。

 

Bognerをメインアンプに使っていた時、ミッドらへんの歯切れの悪さがずっと気になっていたんですよ。メロウな感じはすごく好きで、ソロなんかはすごく心地いいのですが、モタっとしているというかなんというか。

それがBogner独特のクセといえばそれまでなのですが、BE-100を弾いた瞬間これだ!って思いました。

 

そしてこのクラスのハイゲインアンプでは異常とも呼べるノイズの静かさ。さすがハイゲインを熟知したフリードマンの技だなって思います。

 

加工されていない生のサウンドはこちらです。

以前に俺がライブをやった時に撮影フリーにしたライブを友人がスマホで撮影してくれました。

 

 

アンプ直ではないですが、ディレイとリバーブのみのサウンドで、ブースターなどは一切挟んでいません。

スマホで撮った動画なので生々しいですよ。無加工なので伝わりやすいかなと。

 

 

コントロール

俺の持っているモデルは2014年ごろのもので、まだプレートやパネルがプレキシのものになります。

今のモデルはサウンドキャラクターを変える『ストラクチャースイッチ』や『NEW/OLDスイッチ』が搭載されており(俺のは未搭載)、サウンドの幅は広がっていますが、音の傾向もちょっと変わったかなーと。

 

パワー管がARSからTADへ変更されていたり、中の配線方法や基板なんかも変更されていたりと、ところどころ変化があります。

ただ、一貫して言えるのはFRIEDMAN BE-100の音ってこと。

 

パイロットランプは当時は四角のものが使われています。現在は丸いものです。

 

VOICEスイッチは通称ヴァンヘイレンスイッチと呼ばれており、ミッドの出方を調整できます。

BRIGHTスイッチはクリーントーンにかかるスイッチで、ハイのきらびやかさを調整可能です。

一番右のスイッチはチャンネル切り替えスイッチです。フットスイッチをつなぐとキャンセルされます。

 

昔はBEチャンネルとHBEチャンネルのインプットが別れてたんですよね。

BEにブースト回路を挟んでゲインを増幅させたのがHBEチャンネルなので、最初はHBEのインプット部に回路を付けていたのだと思われます。

 

1インプットになったおかげでフットスイッチで切り替えが可能になったし、実質3チャンネルで使い勝手が良くなりました。

 

左からFATスイッチ、C45スイッチ、SATスイッチになります。

 

FATスイッチはその名の通り音が太くなります。ハムバッカータイプに合わせるとちょっと音が太くなりすぎるので、ストラトなんかが合うかもしれません。

C45は正直よく分かんないんですよね。何かが変化するような感じはあるのですが…確かマーシャルの何かをモデリングしているはず…45だからJTMかな…?

SATスイッチは音を圧縮して、歪み量を増したサウンドになります。ピッキングのレスポンスが落ちますが、スムースな歪みになります。

 

ループは真空管を使ったバッファーではなく、トランジスタなのでループを使うと音が結構変わるのは残念ポイント。

俺は対策として、ループの先頭にバッファーをかましてて、少しは劣化がマシになります。

 

勝手に改造して真空管バッファーにしようかって話がエンジニアさんと出てるんですけど、まだ実現できてないんですよね。

ループに関してはBogner Ecstasyの方が一枚上手な感じがあります。

 

音の劣化を防ぐのであればラインアウトからラックなどのエフェクトを通して、パワーアンプで増幅って感じですかね。ちょっと大掛かりになってしまいますが。

 

ちょっと余談を。ご存知の方もいるかもしれませんが、ループをオンにするとフロント側のマスター(ボリューム)はセンドレベルに変化し、裏のRETURN LEVELがマスターボリュームへと変化します。

これ結構知らない人もいるんだなーって最近思ったので一応書いておきました。

 

 

まとめ

最近はギターのモデリング技術やアンプシミュレーターのクオリティがどんどん上がっていて、アンプはもういらないかもと思うほどになってきています。

だけど、やっぱりこういった良いアンプを弾いたらやっぱり真空管アンプはまだまだ捨てがたい。デジタルアンプも真空管の良さを知ってこその音作りや、魅力です。

 

ホゼなどの改造マーシャルは120V仕様だったり、ノイズや耐久性の問題があるけれど、現代のアンプであればその辺のデメリットも全部解消できてしまいますしね。

 

値段もなかなかですが、サウンドのクオリティや耐久性はそれ以上です。

これからもメインアンプとして活躍してもらいます。

 

こちらはミドルテンポのロックのデモです。UNIVERSAL AUDIOのOXを利用しています。試しに聴いてみてくださいね。

 

あなたの機材選びの参考になれば嬉しいです。それでは!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

田﨑 慎也

歪みMANIA管理人。ギターとバイクとブログの人。
2008年メジャーデビュー。2013年バンド解散。解散後はソロギタリスト、サポート、楽曲提供、デモンストレーターとして活動。モダンな改造マーシャルサウンドが大好き。
もともと好きだった機材の研究で鍛えられた耳を活かし、歪みMANIAを立ち上げる。 プロの現場で使えるペダルなのか?を基準に機材をレビューしていきます。