歪みMANIA管理人の慎也(@ShinyaGuitar)です。
いきなりですが、第一印象が超絶悪い人でも話してるうちに「もしかしたらいい人かも?」って思うことはありませんか?
案外機材の世界でもそんなのは多くて、第一印象が最悪だったBogner LaGrangeを今回レビューします。
マーシャルのJTMをモチーフにしたLa Grangeは実は意外と良いペダルでした。
この記事は
- 古いマーシャルサウンドが欲しい
- ちょっと変わったエグい歪みが欲しい
そんなあなたに向けて書いています。
Contents
第一印象が最悪だったBogner LaGrange

Bognerから最初に出たEcstasyとUberrschallペダルに続いて、新しく共通の筐体で登場したLa Grange。Ecstasyの評判がかなり良かったので、このペダルも期待されての登場でした。
個人的な話ですが、いいペダルって、接続してから音量を確認する時のワンフレーズで良さが伝わるとずっと思っていました。
Bogner LaGrangeは最初の印象が最悪だったんですよ。
なんかモコモコしてるし、ゲインを上げたらローの音は引っ込むし…初めて弾いた時はファズか!?って思いましたもん。
どうすればいいか全然わからん!って感じでした。
改めて弾いてみたBogner LaGrange
フェンダー系のクリーントーンがしっかりしているアンプに繋いで改めて分かったことが、ジュワッと歪んでむっちりとしたサウンドがするペダルなんだなと。
今になっては「実はこれかなり良いんじゃね?」って思えるペダルです。
正直お世辞にも使いやすいとは言えないペダルですが、良いアンプを使ってきちんとセッティングをしてやればJTMらしい歪み方をしてくれます。70年代をハイゲインにしたような古いサウンドですが、ハマる人はハマりそう。
同じJTMをモチーフにしたFREIDMANのDIRTY SHIRLEYとはまた違うサウンドです。
個人的には案外モダンにも感じるなー。Hoobastankみたいな音っぽいなって思いました。
マジでこんな音します。俺はかなり好き。
コントロール

Bognerのペダルらしくいろんなスイッチが付いており、効きはかなり良いですが、案外使えるポイントは少ないですね。
ゲインを上げるとローが引っ込んでしまうので、ギリギリ引っ込まないポイントを探さなければいけません。ハムバッカーよりシングルコイルの方が使いやすそう。
電圧を下げた時のアンプの動作をシミュレートしているVariacはoffにしたほうがオープンなサウンドで気持ちいいかな。
余談ですが、電池の消耗がとんでもなく早く、9V電池が1時間でバッテリー切れになります。ワンマンライブとかのステージは持たないので、アダプター推奨です。
EXPは無いものとしよう

LaGrangeにはエクスプレッションペダルを接続できるのですが…これがまっっったく使い物になりません(笑)
ゲインやボリュームをコントロールできるのですが、使えないからよく分かんない。
なんで付けたのかも分からん。
Bogner LaGrange総合評価
サウンド特性

実にアンプらしさを持った良い歪み方をするペダルです。
総合点数
ノイズの静かさ | ★★★☆☆ |
ニュアンス | ★★★☆☆ |
操作性 | ★★☆☆☆ |
価格の安さ | ★★☆☆☆ |
音作りの幅 | ★★☆☆☆ |
音の速さ | ★★★☆☆ |
総合点数 | 70点 |
総合評価としては若干低めです。
音は良いのですが、扱いにくいのと音作りの幅がちょっと狭く、美味しいポイントを探し出すまで時間がかかるので、玄人向けのペダルですね。
良かった点
美味しいポイントを見つけたらかなり遊べるペダルです。
ジュワッとした歪みを出せるペダルはなかなかないし、JTMっぽいサウンドを狙ったペダルも少ないです。
悪かった点
とにかく扱いづらいし、万人にオススメできるものではありません。
短い時間である程度のサウンドを出せないといけない現場には持っていきたくないですね。
アンプが違うと美味しいポイントも変わりますからね。
こんな人にオススメ
JTMとか70年代の音作りを分かっている人向けですね。
俺はついついモダンに寄ってしまうので、かなり戸惑いました。
あんまり若者向けではないですね。難しいペダルです。
Hoobastankごっこで遊ぶのは良いかもしれません。
まとめ
古いサウンドを出せるけど、扱いが難しくて万人にオススメできるペダルじゃないと言うのがこのペダルの評価ですね。
評価が少し辛口になってしまいましたが、個人的には趣味のペダルとして持っておきたいですね。
個人的には大好きなBogner LaGrangeでした。
それでは!
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