多チャンネルヘッドアンプの最高峰『Bogner Ecstasy 101B』をレビュー




歪みMANIA管理人の慎也(@ShinyaGuitar)です。

 

完成された多チャンネルアンプBogner Ecstasy 101Bのレビュー記事です。

改造マーシャルから始まったラインホルドボグナーが作り上げた、独特の中域の粘りと、多彩な音色、完成されたシステムアンプとして最高峰に位置するアンプです。

 

この記事は

  • Bognerのアンプが気になっている
  • Ecstasyのサウンドを知りたい

そんなあなたに向けて書いています。

 

 

Bogner Ecstasy 101B

Bogner Ecstasyはラインホルドボグナーによって作られた究極の3チャンネルアンプです…って書くとなんかすごく公式っぽい。

スティーブヴァイやルカサー、日本人ではB’zの松本さんが使っていたことで有名なアンプです。

 

福岡から上京してすぐに渋谷のESPクラフトハウスでローンを組んで買って、メジャーデビューして2年くらいまで使ったアンプでもあり、思い入れの深いアンプです。デビューミニアルバムもこれで録ったんだよな。

 

各チャンネルの音はもうほぼ完成されているにも関わらずミニスイッチが豊富で、どんな音でも作れてしまうんじゃないかと錯覚するような便利さ。

ループにはチューブバッファーを搭載したり、ミキサーを入れて内部的にパラレルで使えたりとシステムとの相性も考えられて作られたアンプです。

 

何より驚きなのが、ほとんどのアンプって時代とともにアップデートされているのですが、このEcstasy 101Bは発売してから20年ほど経つはずなのに大きなアップデートはありません。

Ecstasyの派生アンプでいえばEcstasy Custom、Ecstasy Classicがありますが、システムの基本設計はどれも一緒。20年前に設計されたシステムが今でも第一線で通用しているというのは本当にすごいことです。

 

サウンド

1ch クリーン

1chは通称グリーンチャンネルと呼ばれています。LEDの色が緑だからかと。

どクリーンというわけではなく、ちょっと固めのトーンかなという印象です。

 

ただクリーンチャンネルですがGAINもあるし、ミニスイッチのブーストや、pre eqで高域と低域の出方を変えることができます。

ブーストをオンにすると結構歪むんですよ。クランチまでいけちゃいますもん。

 

EQの効きも良いし、スイッチ1つでガラリと印象が変わるので元の音ってなんだっけってなります。それくらいミニスイッチの効果はばつぐんです。

 

EXCURSIONスイッチというのがフロントパネルの左側にあるのですが、これはスピーカーの動きをシミュレートしています。

AとBでクリーン、歪みチャンネルとそれぞれ設定が可能です。スピーカーの動きと書くとちょっと難しそうですが、簡単に言うとローの出方と音の締まりが変わります。

 

プレゼンスはch1、ch3、使用しないことを選択できます。

プレゼンスが適用されるチャンネルでプレゼンスのインジケーターが点灯します。

 

2ch ブルーチャンネル

Ecstasyで最も有名なのがブルーチャンネルだそうです。

昔持っていた時はハイゲインしか興味なかったので全く良いと思わなかったのですが、今になってブルーチャンネルの良さが分かった気がします。今思えば勿体無いことしてたな…

 

Bogner独特の中域の粘りとクリアなオーバードライブ感が絶妙なんですよね。コシのあるサウンドで、ボリュームの追従性もばつぐんです。テレキャスなんかインプットした日にはもうそれだけで1日が終わりそう。

 

ゲイン量もミニスイッチでどこまでもコントロールできます。

一応ブルーチャンネルはオーバードライブが得意なチャンネルなのですが、ストラクチャースイッチとブーストスイッチをH側にするとほぼディストーションまで作れます。

 

EQは2ch3ch共通で、ボリュームとゲインが独立しています。

 

ミニスイッチの左にPLEXI MODEというスイッチがあるのですが、オンにするとゲインが無効になり、ボリュームを上げて歪ませる動作に変わります。

昔のマスターボリュームが付いていない時代のアンプと同じですね。パワー管のドライブ感ってやつ。どんだけ爆音にするんだよって。

 

PLEXI MODEで歪ませようと思うとかなりの爆音になるのでアッテネーターをかますか、レコーディングの時じゃないとまともに使えない。

でもこれもBognerの遊び心なんだろうな。

 

3ch レッドチャンネル

Ecstasyの最もハイゲインなサウンドのレッドチャンネルは、Bogner独特の中域の粘りを最大限に活かしたサウンドが特徴です。

一聴してBognerの歪みと分かるほど独特で、凝縮されたサウンドに圧倒されるほど。音の図太さはトップクラスかと。レスポールのフロントでソロを弾くと最高に気持ちがいいです。

 

バンドに入ると中低域をしっかりと支えてくれるサウンドといえば良いのかな。

 

ただ80年代のザクザクとしたサウンドを作ろうと思ったらちょっと難しいのかなって。歯切れは少し悪い気がします。

80年代のBognerの改造マーシャルを弾いた時も同じような感覚があったので、きっとラインホルドの独特の耳と感性があるんでしょうね。普通のマーシャルには絶対に出せないサウンドです。

 

発音は少し遅いし、音抜けは若干悪いかも。

個性的なのでちょっと辛口になってる気がするなー。それでも好きなアンプですよ。

 

 

コントロール類

コントロール類は豊富で、100wと50wを切り替えが可能です。

ただ50wにするとインピーダンスが変化するので、16Ωのキャビを使っているときに50w駆動にするのであればアンプ側のインピーダンスを8Ωに変更しなければいけません。忘れると下手したらアンプが壊れる可能性があるので要注意です。

 

写真の端っこに写っているのですが、サウンドスタイルとしてOLDとNEWを切り替えることができます。

確か電極の動きをシミュレートしていて、OLDが3極管駆動、NEWが5極管駆動だったはず。OLDはマイルドなサウンドで、NEWがシャキッとしたサウンドです。

 

ループはオンオフ可能で、MIXのシリーズとパラレルが切り替え可能。

 

結構やっちゃいがちなミスが、シリーズにしたままでループに何も接続せずにループをオンにすると音が出なくなります。

故障として修理が来て、ループを見たらそうなってたというケースが多々あるそうな。普段ライブとかでループを使っていて、レコーディングなんかでループを使わないときにオフにし忘れてたら音出ませんからね…まあ確かに焦るわな。

 

フットスイッチ

フットスイッチがでかい。書くチャンネルの切り替えと、クリーントーンのブーストと歪みチャンネルのブーストのオンオフ。ループのオンオフに、スタンバイスイッチまで付いています。

スタンバイスイッチは簡単にいえばミュートスイッチです。

 

チューニング時やギターの持ち替えの時に使えるやつです。アンプの電源のスタンバイスイッチとは違います。

 

ちなみに画像に写っているスイッチはフットスイッチから直でケーブルが出ていますが、今のモデルはフットスイッチ側もアンプと同じくコネクタ式になっています。

ここは仕様変更されています。

 

 

まとめ

多彩なサウンドが作れて、個性的なサウンドのBogner Ecstasy 101Bは金額的にはすごくお高いアンプではありますが、十分にその価値はあるのかなと。

ほぼ完璧なアンプと言っても過言ではありません。

 

システム面の大きなアップデートはありませんが、サウンド面は10年前とほんの少し変わったかなという気が。今のEcstasyは少し高域が強くなってきたかなと。もしかしたらパワー管の供給などで変更された可能性もありますね。

 

俺は結局自分の好みでFRIEDMAN BE-100へ買い換えてしまいましたが、アーティストのサポートをするスタジオミュージシャンとしての活動がメインだったらEcstasy 101Bを間違いなく選んでいたなと。

それだけシステムとの相性もいいし、対応力もトップクラスです。

 

そんなBogner Ecstasy 101Bのレビューでした。

あなたの機材選びの参考になれば嬉しいです。それでは!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

田﨑 慎也

歪みMANIA管理人。ギターとバイクとブログの人。
2008年メジャーデビュー。2013年バンド解散。解散後はソロギタリスト、サポート、楽曲提供、デモンストレーターとして活動。モダンな改造マーシャルサウンドが大好き。
もともと好きだった機材の研究で鍛えられた耳を活かし、歪みMANIAを立ち上げる。 プロの現場で使えるペダルなのか?を基準に機材をレビューしていきます。